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【図で解説】2人に1人が高ストレス者となる尺度とは

ストレスチェック研究所で2019年度ストレスチェック有効受検者199,290人、575組織のデータをもとに分析を行ったところ、2人に1人が高ストレス者となっている尺度が判明しました。

2人に1人が高ストレス者となっている尺度

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ストレスチェックは「そうだ」、「まあそうだ」、「ややちがう」、「ちがう」の4択で回答していただきますが、その中で最も不良な回答をした群のうち、2人に1人が高ストレスとなっている尺度が12尺度ありました。

・ 職場の対人関係
・ 仕事の適性
・ 働きがい
・ 同僚のサポート
・ 仕事の満足度
・ 尊重報酬
・ 上司の公正な態度
・ 失敗を認める職場
・ ワーク・セルフ・バランス(ネガティブ)
・ 職場のハラスメント
・ 職場の一体感
・ ワーク・エンゲイジメント

たとえば「私の部署内で意見の食い違いがある」という設問に対して、「そうだ」と最も不良な回答をした人のうち、約50%が高ストレス者だった、ということです。
この設問は職場の対人関係の3つある設問のうちの1つですが、他2つの設問「私の部署と他の部署とはうまが合わない」「私の職場の雰囲気は友好的である」に関しても同様に、最も不良な回答をした人のうち、半数以上が高ストレス者となっています。
その他にも「同僚と気軽に話ができるかどうか」、「上司が誠実な態度で対応してくれるかどうか」、「上司からふさわしい評価を受けているかどうか」、「職場ではお互いに理解し認め合っている」といった人間関係周りの尺度が多く、このことから人間関係が円滑ではなかったり、コミュニケーションが乏しかったりすると、ストレスにつながる可能性を示唆しています。
また、仕事内容が自分に合っているかどうか、働きがいのある仕事かどうか、仕事に満足しているかどうかなども、満たされていない人ほど高ストレス者になりやすいようです。
加えて当たり前ではありますが、「職場で自分がいじめにあっている」といったハラスメントに関しての尺度も、「そうだ」と回答した人のうち半数以上が高ストレスとなっています。

ストレス反応(≒高ストレス者)を減らすために何をするべきか?

続いて、ストレス反応点数と相関の高い尺度が何かを分析した結果、下記の尺度がストレス反応を減らす(≒高ストレス者)ことに影響があることがわかりました。

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・仕事の適性
・職場の対人関係
・情緒的負担
・仕事のコントロール

仕事の適性と職場の対人関係は2人に1人が高ストレス者となる尺度にも上がってきており、仕事内容が自分に合っているかどうかや、部署内での意見の食い違いや、他部署との関係性、職場の雰囲気などは、特にストレスに影響が高いことがわかります。
また、情緒的負担といった感情面での負担があることや、仕事のコントロールといった裁量権に関わる尺度も影響が高くなっています。
このことから、ストレス反応(≒高ストレス者)を減らすためには、適性検査や各個人の強みを生かした適材適所の人材配置を行うことや、部署内外問わずお互いのことを知り、コミュニケーションを円滑にすること、感情労働に対するセルフケア力を高めるための教育(レジリエンスなど)を行うこと、部下のケアを適切に行ってもらうために管理職へラインケア研修を行うこと、ある程度の裁量権を持たせることなどを行うと、ストレス反応を減らせる可能性があります。

この結果を参考に、自社の職場環境改善に役立てていただけたらと思います。

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