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ワーク・エンゲイジメントと相関の高い尺度

生産性を上げるキーワードは、「ワーク・エンゲイジメント」

ワーク・エンゲイジメントの高い従業員は、業務においてポジティブであり、生産性向上に寄与すると考えられています。
職場の生産性を上げ、働きがいのある環境にするためには、ワーク・エンゲイジメントの向上は欠かせないということでしょう。

ストレスチェック研究所で2019年度ストレスチェック有効受検者199,290人、575組織のデータを分析したところ、ワーク・エンゲイジメントと相関の高い尺度、言い換えると、その向上の鍵となる尺度が判明しました。

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ワーク・エンゲージメントと相関の高い尺度を〇印で示しています。
たとえば「仕事の量的負担」や「仕事の質的負担」は表に現れないほど相関が低い、つまり、仕事が簡単であったり、分量に余裕があったりしても、それだけでは「仕事が楽しい! 充実している!」というワーク・エンゲイジメントの高い状態に変化させることは難しいと考えられます。

従業員のワーク・エンゲイジメントを向上させるために注目すべき尺度とは

次に挙げる尺度はワーク・エンゲイジメントとの相関が高いという結果が得られました。
そのため、この尺度に良い変化をもたらすことで、ワーク・エンゲイジメントを向上させることが可能であると考えます。
尺度ごとに、変化を生み出すための対策例を交えてご紹介いたします。

① 成長の機会(相関係数0.79):自分で自分の長所を伸ばす機会があること

【対策例】
・ 業務における知識や技術を得る機会を定期的に設ける
・ 1on1などの実施を継続し、従業員の考えを確認する時間を増やす

② 仕事の適性(同0.77):仕事の内容が自身にあっていること

【対策例】
・ 適性検査、強み診断などを活かし、人員配置を検討する
・ 1on1を実施するなどして、従業員が自身を振り返る機会を設ける

③ 役割明確さ(同0.56):複数の人から矛盾したことを要求されないこと

【対策例】
・ 仕事のゴールや役割を明確にし、従業員へ伝える機会を設ける

④ 上司のサポート(同0.56):上司が頼りになったり相談に乗ってくれたりすること

【対策例】
・ 上司へ相談しやすい環境づくりを行う
・ 仕事に対する適切な評価を設ける

⑤同僚のサポート(同0.55):同僚が頼りになったり相談に乗ってくれたりすること

【対策例】
・ 同僚とコミュニケーションが取りやすい環境を整備する
・ 従業員で懇親の場を設け、互いの理解を促す機会を設ける

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組織を維持したり大きくしたりするためには、生産性は欠かせないキーワードです。
その肝心なテーマへの対応策を、ストレスチェックデータを分析することで明らかにすることができます。

ストレスチェック研究所は、今後も引き続き分析を深めていきます。

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