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【第2回】上司が従業員のモチベーションをあげるために必要な、たった6つの工夫

前回のおさらい

 さて、第1回でお伝えしたモチベーションを上げるための6つの工夫をおさらいしましょう。 まだ第1回をご覧でない方はこちらからご覧いただけます。

 上司の行動、態度
1)従業員に対して誠実な態度で対応する
2)従業員の長所をのばすための機会を設け、積極的にほめる
3)従業員が失敗しても、挽回するためのチャンスをつくる
4)従業員が自覚している適性を尊重する 

職場環境
1)従業員同士が互いに理解し、認め合うことのできる環境をつくる
2)正規、非正規問わず、従業員を職場の一員として尊重する 

①「6つの工夫」をデータでひも解く「上司の行動、態度」

 今回は「上司の行動、態度」の工夫が仕事のモチベーション重要な理由をストレスチェックのデータからひも解くとともに、の工夫を実行するうえでの具体的な方法をご紹介します。 

(1)従業員に対して誠実な態度で対応する

 ストレスチェックのデータ(図1、図2)を見ると、「ワークエンゲイジメントの高い人」のうちおよそ95%が「上司は誠実な態度で対応してくれる」という設問で肯定的な回答(「そうだ」「まあそうだ」)をしていることがわかります。

(図1)

(図2)

 誰もが気持ちの良いコミュニケーションを行いたいと思うものですが、その際、「誠実」であるかどうかも重要になってくるということです。 

<具体的な改善方法>
 意識向上に向けた管理職研修などを導入
 上司のコミュニケーション術向上を図るセミナー開催 など 

(2)従業員の長所を伸ばすための機会を設け、積極的に褒める

 ストレスチェックのデータ(図3ー図6)を見ると、「ワークエンゲイジメントの高い人」のうちおよそ95%が「仕事で自分の長所をのばす機会があると感じている」という設問で肯定的な回答(「そうだ」「まあそうだ」)をしていることがわかります。
 また、「努力して仕事をすれば、ほめてもらえると感じている」という設問でも、およそ92%が肯定的な回答(「そうだ」「まあそうだ」)をしていました。 

(図3)

(図4)

(図5)

(図6)

 自分の長所が活かされると自信を持つことができますし、自己効力感も向上します。
加えて、努力対して称賛されるということは自分にどのような頑張りが求められているかということ把握でき、目標を定めやすくなるといえます
やるべきことが明確にわかり、自信を持つことで、ワーク・エンゲイジメント向上が期待できるのでしょう 

<具体的な改善方法>
 個別面談などを通して従業員が自覚している長所を上司が把握し、業務に活かしたり適切にフィードバックしたりする
 評価基準や教育体制を従業員が把握できるよう明示する
 上司は従業員良いところを探し、積極的にほめる
 上司の褒め術を向上させる など 

 ストレスチェックのデータをひも解くと、職場環境改善に必要な取り組みを知ることができることが分かりますね。
次回の第3回では、「上司の行動、態度」編の残りのデータをひも解きます。

調査対象:ドクタートラスト・ストレスチェック実施サービス 2019年度受検者の一部
対象受検者数:66,457人 

 

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