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【第4回】上司が従業員のモチベーションをあげるために必要な、たった6つの工夫

今までのおさらい

第1回でお伝えしたモチベーションを上げるための6つの工夫の概要をご紹介し、第2回と第3回では「上司の行動、態度」について掘り下げてご紹介しました。前回をご覧でない方はこちらからご覧いただけます。
第1回でご紹介したモチベーションを上げるための6つの工夫は次の通りでしたね。

上司の行動、態度

1)従業員に対して誠実な態度で対応する
2)従業員の長所をのばすための機会を設け、積極的にほめる
3)従業員が失敗しても、挽回するためのチャンスをつくる
4)従業員が自覚している適性を尊重する

職場環境

1)従業員同士が互いに理解し、認め合うことのできる環境をつくる
2)正規、非正規問わず、従業員を職場の一員として尊重する

「6つの工夫」をデータでひも解く「職場環境」編

今回は、「職場環境」の工夫が仕事のモチベーションに重要な理由をストレスチェックのデータからひも解くとともに、その工夫を実行するうえでの具体的な方法をご紹介します。

1)従業員同士が互いに理解し、認め合うことのできる環境をつくる

ストレスチェックのデータを見ると、「ワーク・エンゲイジメントの高い人」のうちおよそ93%が、「私たちの職場では、お互いに理解し認め合っている」という設問で肯定的な回答(「そうだ」「まあそうだ」)をしていることがわかります。(図1、図2)
(図1)

(図2)

互いの存在や頑張りを認め、理解し合っていることが分かります。
互いの心掛けが必要なのでしょう。

<具体的な改善方法>
・職場内での相互理解を促進させるため、部署紹介、従業員紹介などを行う
・コミュニケーションに関わる研修を開催する など

2)正規、非正規問わず、従業員を職場の一員として尊重する

ストレスチェックのデータを見ると、「ワーク・エンゲイジメントの高い人」のうちおよそ93%が、「職場では、(正規、非正規、アルバイトなど)色々な立場の人が職場の一員として尊重されている」という設問で肯定的な回答(「そうだ」「まあそうだ」)をしていることがわかります。(図3、図4)
(図3)

(図4)

立場の別で対応を変えず、可能な限り公平に関わることが望ましいということですね。

<具体的な改善方法>
・正社員に対して行っていること(個別面談、業務体制整備)を雇用形態にかかわらず全従業員に実施する
・上司が自ら従業員に対して公平に振る舞うなどして、職場全体の意識づくりを心がけるなど

モチベーションを上げることで期待できる3大効果

部下のモチベーションを上げるための6つの工夫を、全4回に渡ってお伝えしてまいりました。この取り組みを進め、従業員のワーク・エンゲイジメントが向上することで次の3つの変化が期待できます。
これらはストレスチェックのデータにおいて、「ワーク・エンゲイジメントの高い人」のうち9割以上に見られた特徴でした。

1)従業員は仕事におけるストレスが減り、物事に集中できるようになる。
2)従業員は仕事に満足感を得られるようになる。
3)従業員は仕事からエネルギーをもらい、私生活も充実できるようになる。

ワーク・エンゲイジメントを高める、つまり、仕事へのモチベーションを向上させることは、従業員のストレス状態を改善させることにもなるようです。仕事のモチベーション向上だけではなく、高ストレス者率の減少をねらってワーク・エンゲイジメント向上に取り組むことも有効ですね。

調査対象:ドクタートラスト・ストレスチェック実施サービス2019年度受検者の一部
対象受検者数:66,457人

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