REPORT

組織の未来を変える研究を、世の中へ。

  1. HOME
  2. ブログ
  3. コラム
  4. <職場環境が良くなる!コミュニケーション論>【第2回】きちんと伝わる上手な褒め方と叱り方とは?

<職場環境が良くなる!コミュニケーション論>【第2回】きちんと伝わる上手な褒め方と叱り方とは?

前回から全3回のシリーズで、「職場環境が良くなる!コミュニケーション論」をお伝えしています。

*★*――――*★* *★*――――*★**★*――――*★*

第1回:職場におけるコミュニケーションの秘訣とは?
第2回:きちんと伝わる上手な褒め方と叱り方とは? ←本コラム
第3回:応用編~事柄よりも感情をキャッチしよう!~

*★*――――*★* *★*――――*★**★*――――*★*

第2回目は、「伝わる!上手な褒め方と叱り方とは?」です。
褒めることは、自分と相手を認める行為。叱ることは、自分のリクエストを相手に伝える行為。
褒めることも叱ることも、自分と対峙することなのかもしれませんね。

人間の意識レベルは6段階

効果的な褒め方・叱り方をしたい場合、ニューロ・ロジカル・レベル※1という考え方が役立ちます。
ニューロ・ロジカル・レベルとは、アメリカ発祥の実践心理学NLP(神経言語プログラミング)の基となった理論で、人間の意識レベルを6段階のピラミッド型で表現したものです。

人間の意識は、ピラミッドの上から下へ大きな影響を与えるという考え方で、「アイデンティティ(自己認識、セルフイメージ)」に基づいて、「信念・価値観(自分が大切にしたいもの)」が生まれ、信念・価値観に沿った「能力」を身につけ、能力を使った「行動」を行い、行動が「環境(周囲)」に影響を与えるというものです。

以下では、ニューロ・ロジカル・レベルにもとづいて、褒め方や叱り方をわかりやすく解説します。
ニューロロジカルレベル

ニューロ・ロジカル・レベル】
1.スピリチュアル
:自分以外の大きな存在(在り方)
2.アイデンティティ:自分のミッション(使命・役割)
3.信念・価値観:自分が大切にしている考え方(動機・許可)
4.能力:自分の才能やリソース(戦略・計画)
5.行動:自分の活動(行動・反応)
6.環境:自分の周りの状況(機会・制約)

褒め方 ~自分と相手を認める~

褒め方のポイントは「伝えたい出来事よりも上のレベルを褒める」ことです。

<例>
資料作成がスピーディーなことを褒めたいとき ←5行動
①「資料作成早いね!時間に余裕があったんだね」 ←6環境
②「資料作成早いね!仕事が早くて助かるよ」 ←4能力

嬉しいのは①と②、どちらでしょうか?
出来事(5行動)より上のレベルの能力を褒められた②のほうが、嬉しく感じますね。
自分の才能やリソース自体をまるごと褒められているためです。

一方、出来事(5行動)より下のレベルの環境(①)を褒められてもあまり嬉しくないでしょう。
伝えたい出来事よりも上のレベルを褒めることで、より相手に伝わる褒め方となります。

さらに上のレベルでの褒め方は、存在そのものを評価することになり、相手のセルフイメージを高める効果もあります。
「資料作成早いね!さすが、〇〇さんだね!」 ←2アイデンティティ(自己認識、セルフイメージ)
といった具合です。

この褒め方は、自分で自分を褒める場合も同様です。
うまくいったときは、行動や環境よりもアイデンティティを褒めることで自己受容、自己肯定感が高まります。
自分のことを認めて褒めてあげる習慣があると、相手のことも認めて褒めることが容易になるのです。

また、相手にとってプラスのことを伝える(褒める)ときは、皆の前で、周囲を巻き込んで(「●●さんも大絶賛していたよ」など)伝えるのも効果的です!

叱り方 ~自分のリクエストを相手に伝える~

り方のポイントは「行動または環境に限定して叱る」ことです。

<例>
取引先とトラブルになってしまったこと叱りたいとき ←5行動
①「トラブルになるなんて、本当にダメな奴だな」 ←2アイデンティティ(自己認識、セルフイメージ)
②「トラブルになるなんて、きっと説明が足りなかったね」 ←5行動
③「トラブルになるなんて、今回はその状況が良くなかったね」 ←6環境

さて、どの叱り方が適切でしょうか?

出来事(5行動)よりも上のレベルのアイデンティティを叱られる(①)と、とても傷つきますね。
行動とは直接関係のない人格までまるごと否定されたと感じるためです。
これでは相手にダメージを与えるだけで、相手の自信や意欲を奪ってしまう可能性があります。

叱りたい場合には、行動または環境に限定して叱ることが適切です。
叱る目的は、相手の行動を改善することや自分のリクエストを相手に伝えることですね。
「どうすればトラブルを防ぐことができたのか?」
「今後トラブルを起こさないためにはどのようにしたら良いか?」
「自分は相手にどのようにしてほしいのか」
これらを伝えることが目的です。

そのため、その時のその出来事のみに着目して(過去を持ち出したり、人格否定したりしない)伝えることが重要です。
また、相手にとってマイナスのことを伝える(叱る)ときは、個別に、周囲の人に聞かれない場所を選びましょう。

今回は、きちんと上手な褒め方と叱り方をご紹介しました。
次回は、「~応用編~事柄よりも感情をキャッチしよう!」をお伝えします。
↓   ↓   ↓

関連記事

問い合わせはこちら

ステラのお問い合わせ

ストレスチェック

ドクタートラストのストレスチェック