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【2021年度のストレスチェック全国データ分析 第4回】「TRUSTY SCORE」と各指標には関連があった?~TRUSTY SCOREと健康リスク編~

ドクタートラストのストレスチェックサービスは2021年度、940組織、324,642人に受検いただきました。
2021年度からストレスチェックの集団分析では、組織の雰囲気に関わる設問を抜き出し、組織の信頼関係を可視化する「TRUSTY SCORE」(職場環境指数)を掲載しています。
本コラムでは、シリーズで「TRUSTY SCORE」とストレスチェックの各指標の分析結果をお届けしていきます。
第4回はTRUSTY SCOREと健康リスク編です。

第1回でも解説したように、職場環境の指標「TRUSTY SCORE」は、A、B、C+、C、C-、D、Eの7段階で総合評価を算出しています。

総合評価は、Aに近いほうが「信頼関係の高い組織」を意味します。

TRUSTY SCOREの総合評価と健康リスクの関連は?

そもそも健康リスクとは、組織の中で疾病休業などの健康問題が発生するリスクを示した指標で、厚生労働省が定めています。

健康リスクは、仕事の量的負担、仕事のコントロール度から算出した「仕事面のリスク」と上司のサポート、同僚のサポートから算出した「サポート面のリスク」があります。
そして、仕事面のリスクとサポート面のリスクを総合して算出したものが総合健康リスクです。
厚生労働省は、仕事のストレス要因から予想される疾病休業などの健康問題のリスクについて、標準集団の平均を100としています。
これより高い組織は、疾病休業などの健康問題が発生するリスクが高い組織であると考えることができます。
たとえば、総合健康リスクが120の組織の場合、その組織において、健康問題が発生する可能性が全国平均と比較して、20%高い組織であると判断されます。
また、総合健康リスクが120を超えている組織では、何かしらの仕事のストレスに関する健康問題が組織で発生している場合が多いことから、ストレスチェックでは一つの参考指標となっています。

TRUSTY SCOREの総合評価と健康リスクの関連は?

TRUSTY SCOREの総合評価と健康リスクがどのように関係しているのかをみていきましょう。

上図のように、TRUSTY SCOREの総合評価が高いほど、総合健康リスクの数値は低い傾向にあるのがわかります。
一方、TRUSTY SCOREの総合評価がE判定の組織では、総合健康リスクの平均値は120、つまり何かしらの健康問題が発生している可能性が20%高い組織となります。
組織内の信頼関係の有無が、健康問題リスクに大きな影響を及ぼすことがわかります。

総合健康リスクを細分化してみたら?

前述したように、総合健康リスクは、「仕事面のリスク」(仕事の量的負担、仕事のコントロール度)と「サポート面のリスク」(上司のサポート、同僚のサポート)に区別できます。
以下では、TRUSTY SCOREの総合評価と「仕事面のリスク」「サポート面のリスク」の関係性をみていきます。

先程同様に、TRUSTY SCOREの総合評価が高いほど、「仕事面のリスク」「サポート面のリスク」は低い傾向にあるとわかります。
特に、総合評価A、 Bの組織は、仕事面のリスクよりもサポート面のリスクが低く、サポートが充実している組織であることがわかります。
一方、総合評価が低いほど、サポート面のリスクが高く、すなわちサポート不足を感じている人達が多いとわかります。

TRUSTY SCOREの総合評価と健康リスクには関連があった?

健康リスクを下げようとした場合、仕事面での改善はなかなか難しいのが現実です。
個々人の仕事量の低減は採用コストの問題につながりますし、仕事のコントロール度の改善は、業種や役職などによっては難易度が高く、即効性のある施策は現実的ではありません。
そのため、多くの組織では、サポートの強化に焦点をあて、サポートの充実を目指しています。
本コラムで紹介したように、組織の中での信頼関係に焦点をあて、TRUSTY SCOREの総合評価を上げることを検討するのも有益な施策かもしれません。

次回は、TRUSTY SCOREとSTELLA候補者率編をお届けします。

DL

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