会社を辞める勇気も続ける元気もない..?”詰んだ”状態から抜け出す第3の選択肢

辞める勇気も続ける元気もない人向けのアイキャッチ。最大18ヶ月間、傷病手当金を受け取りながら休職する選択肢を提案。

「会社を辞める勇気もないし、続ける元気もない」朝、目が覚めた瞬間から胃が重い。通勤電車に乗ると動悸がする。でも辞めたらどうなるか分からない。

そんな”詰んだ”状態で、この記事にたどり着いたのではないでしょうか?

安心してください。その状態は、あなただけではありません。

そして、「辞める」か「続ける」かの二択で悩む必要もありません。

この記事では、「辞めずに休む」という第3の選択肢を紹介します。傷病手当金を使えば、最長18ヶ月、給与の約2/3を受け取りながら療養に専念できます。

今すぐ決断しなくても大丈夫。まずは、選択肢を知ることから始めましょう。

この記事で分かること
・「辞める勇気も続ける元気もない」状態の正体と対処法
・傷病手当金で最長18ヶ月、給与の約2/3を受給する方法
・今日からできる最小限の行動3つ

目次

【結論】会社を辞める勇気も続ける元気もないのは「限界まで頑張った証拠」

辞める、続ける以外の第3の選択肢「休む」。給付金を受け取りながら療養に専念するメリットを図解。

「辞める勇気も続ける元気もない」状態は、限界まで頑張った証拠です。甘えでも逃げでもありません。心身が発する「これ以上は危険」というサインなのです。

毎朝、会社のことを考えると体が動かない。でも辞める勇気もない。自分が弱いだけ?

編集部

それは「弱さ」ではなく、心身が限界を示すサインです。まず、その状態を正しく理解しましょう。

この記事では、辞めるか続けるかの二択ではない「第3の選択肢」をお伝えします。今すぐ決断しなくても大丈夫。まずは、あなたの状態を正しく理解するところから始めましょう。

真面目な人ほどバーンアウトになりやすい

厚生労働省「こころの耳」による燃え尽き症候群(バーンアウト)の用語解説
引用:燃え尽き症候群:用語解説|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト

責任感が強く真面目な人ほど、バーンアウト(燃え尽き症候群)になりやすい。これは逆説的ですが、事実です。頑張りすぎることで、心のエネルギーが枯渇してしまいます。

バーンアウトとは、仕事に情熱を持って取り組んでいた人が、急激に意欲や熱意を失ってしまう状態。WHO(世界保健機関)はICD-11で「職場の慢性的なストレスに起因する現象」と定義しています。

完璧主義、高い理想、自分への厳しさ、周囲の期待に応えようとする姿勢。これらは社会では「優秀」と評価される特性ですが、同時にバーンアウトのリスク因子でもあります。

あなたが今「動けない」のは、能力がないからではありません。能力があるからこそ、限界を超えて頑張り続けてしまった結果です。

なぜ、あれほど頑張れていたのに急に動けなくなってしまったのか。その「心の仕組み」について、精神科医が詳しく解説しています。

参考:燃え尽き症候群:用語解説|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト

「動けない」は心身が休息を求めているサイン

「動けない」のは意志の弱さではありません。心身が限界を示しているサインです。エネルギーが枯渇すると、「決断する力」そのものが低下します。

人間の脳は、ストレスが長期間続くと「省エネモード」に入ります。生命維持に必要な機能を優先し、それ以外の活動や「将来を考える」「選択肢を比較する」を後回しにするのです。

「辞めるか続けるか決められない」のは、性格の問題ではありません。脳が正常に機能するためのエネルギーが不足している状態です。

今は「決めなくていい」が正解

メンタル不調時に、退職のような重大な決断をすべきではありません。これは多くの精神科医やカウンセラーが指摘しています。

理由はシンプル。心身が疲弊した状態では、正常な判断ができないから。「もう辞めるしかない」と感じていても、それは疲れ切った脳が出した「仮の答え」かもしれません。

辞めるのは、いつでもできます。今日決める必要はありません。「今は決めない」という選択こそが、今のあなたにとって最も合理的な判断です。

まずは、今の状態を客観的に知ることから始めてみませんか?

ストレスチェックツールもご活用ください

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会社を辞める勇気も続ける元気もない状態を放置するリスク

「このままでいい」と放置すると、症状が悪化して回復に時間がかかるリスクがあります。脅すつもりはありませんが、事実として知っておいてほしいことがあります。

なんとか耐えられている。もう少し頑張れば状況が変わるかも…。

編集部

その「もう少し」が長引くほど、回復に時間がかかります。放置のリスクを知っておいてください。

バーンアウトからうつ病への進行

バーンアウトを放置すると、うつ病に進行するリスクがあります。両者には「双方向性」があることが研究で示されています。

バーンアウトは主に仕事に関連した「情緒的消耗」です。これが長期化すると、脳内の神経伝達物質のバランスが崩れ、うつ病を発症することがあります。

状態主な特徴相談・受診の目安
バーンアウト初期仕事への意欲低下、疲労感休日でも疲れが取れない、睡眠の質が落ちている
バーンアウト進行仕事以外にも無気力、身体症状食欲低下、頭痛・動悸が続く、趣味も楽しめない
うつ病の疑い持続的な抑うつ、自己否定感出勤が困難、強い自己否定感、希死念慮がある
※回復には個人差が大きく、一概に期間は言えません。早期に専門家へ相談することが大切です

早期に対処すれば悪化を防ぎやすくなります。これが「今すぐ決断しなくていいけど、放置もしないでほしい」理由です。

参考:燃え尽き症候群:用語解説|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト

「心理的視野狭窄」で判断力が低下する

心理的視野狭窄とは、物事の見方が狭くなり、他の選択肢が見えなくなる状態です。

うつ状態やバーンアウトが進行すると、目の前の「苦しい」で頭がいっぱいになります。本来なら見えるはずの「休職」「異動」「部署変更」といった選択肢が、まるで存在しないかのように感じてしまうのです。

「辞めるか、続けるか」の二択しか見えないのは、あなたの視野が狭いからではありません。心が疲れ切って、選択肢を認識する余力がなくなっている状態です。

これは「今は正常な判断ができない状態かもしれない」というサイン。大きな決断は、回復してからでも遅くありません。

参考:厚生労働省「こころの耳」

結果的に休職期間が長期化する

無理を続けた結果、もっと長く休むことになる。これは珍しくありません。

「もう少し頑張れば」「繁忙期が終われば」と自分に言い聞かせて働き続けた結果、ある日突然動けなくなる。早期に休んでいれば短期間で回復できた可能性があるのに、長期の休職を余儀なくされる。

これは精神科・心療内科の現場で、実際によく見られるパターンです。

早期対処が大切な理由
・回復には個人差が大きく、一概に期間は言えません
・ただし、早めに医療機関・産業医・公的窓口につながることで、悪化を防ぎやすくなります
・以下のような状態が続く場合は、早めの相談をおすすめします:睡眠障害、食欲低下、出勤困難、強い自己否定感など
→ 相談先:厚生労働省「こころの耳」

「今休まないと、もっと長く休むことになる」

この事実だけは、覚えておいてください。

会社を辞める勇気も続ける元気もないときは「休職」という選択肢がある

「辞める」か「続ける」かの二択ではありません。「辞めずに休む」という第3の選択肢があります。休職制度と傷病手当金を活用すれば、収入を確保しながら回復に専念できます。

休職したいけど、お金のことが心配で踏み切れない…。

編集部

傷病手当金を使えば、給与の約2/3を最長18ヶ月受給できます。制度を知っておくだけで選択肢が広がります。

傷病手当金で給与の約2/3を受給できる

傷病手当金の受給イメージ。月給30万円の場合、月額約20万円、最長18ヶ月で総額約360万円が受給可能。
協会けんぽ公式サイトにおける傷病手当金の支給額と支給期間の説明
引用:病気やケガで会社を休んだとき | こんな時に健保 | 全国健康保険協会

傷病手当金を使えば、休職中も給与の約2/3を受け取れます。会社の健康保険(協会けんぽ・健康保険組合など)の「被保険者(本人)」で、業務外の病気やケガで医師により労務不能と認められ、待期(連続3日)などの条件を満たす場合に利用できる制度です。
※加入している保険者(協会けんぽ/健保組合)で細部が異なることがあります。

支給額は標準報酬日額の2/3。月給30万円なら、月額約20万円が支給される計算です。業務外の病気やケガで働けないこと、連続3日間休んだ後の4日目以降から支給対象になります。

メンタル不調(うつ病、適応障害、自律神経失調症など)も傷病手当金の対象です。「心の病気でももらえるの?」と思うかもしれませんが、精神疾患も「業務外の病気」として認められています。

傷病手当金の受給条件
・健康保険に加入していること(会社員であればほぼ該当)
・業務外の病気やケガで働けないこと
・連続3日間の待期期間を満たしていること
・給与の支払いがないこと(または傷病手当金より少ないこと)

編集部

制度の全体像や、実際に自分が対象になるかどうかのポイントについては、こちらの専門家(社会保険労務士)による解説動画もあわせてご覧ください。

参考:全国健康保険協会「病気やケガで会社を休んだとき(傷病手当金)」

最長18ヶ月間、収入を確保できる

傷病手当金の支給期間は、最長1年6ヶ月(18ヶ月)です。2022年1月の改正で、支給期間は「支給開始日から通算して1年6か月」に見直されました。
支給期間中に就労などで”支給されない期間”がある場合、その分は通算に含まれないため、支給開始日から1年6か月を超えて支給対象となるケースがあります。

たとえば、6ヶ月休職して復職し、その後再発して再度休職した場合。以前は最初の支給開始から1年6ヶ月で終了でしたが、現在は残りの12ヶ月分を受給できます。

項目内容
支給期間最長1年6ヶ月(通算)
支給額標準報酬日額の2/3
月給30万円の場合月額約20万円 × 18ヶ月 = 最大約360万円
税金傷病手当金は非課税所得(所得税は課されません)。
※住民税は前年の所得に基づくため、休職中でも納付が必要になる場合があります。
※実際の支給額は標準報酬月額により異なります

18ヶ月あれば、焦らずに治療に専念できます。「お金のことが心配で休めない」という方も、この制度を知っておくだけで気持ちが楽になるはずです。

辞めるかどうかは回復してから決めればいい

休職中に退職を決める必要はありません。回復したら「復職」「退職」「転職」と、選択肢が広がります。

今の状態で「もう辞めるしかない」と感じていても、それは心身が疲弊した状態での判断。回復して視野が広がれば、違う答えが見えてくるかもしれません。

  • 回復して復職 → 元の職場で働き続ける
  • 回復して異動 → 同じ会社で環境を変える
  • 回復して転職 → 新しい環境でリスタートする
  • 回復して退職 → 十分に準備してから次のステップへ

どの選択肢を選ぶにしても、「回復した状態」で決断することが大切です。疲れ切った今、急いで答えを出す必要はありません。

なお、退職後も傷病手当金を継続して受給するには、以下の要件を満たす必要があります。

資格喪失後の傷病手当金(継続給付)の要件
・退職日までに継続して1年以上の被保険者期間があること(※任意継続被保険者期間は除く)
・退職時点で傷病手当金を受給中、または受給できる状態であること
・退職日に出勤していないこと(療養のため休んでいること)
・退職後も同一の傷病で労務不能が継続していること
→ 加入している保険者(協会けんぽ/健保組合)の案内で必ず確認してください

会社を辞める勇気も続ける元気もないときは給付金サポートを頼るのも手

「制度は分かったけど、自分で申請する気力がない」そんな方には、専門サポートを頼る選択肢があります。エネルギーが枯渇した状態で複雑な手続きをするのは、正直に言って酷です。

制度があるのは分かった。でも自分で調べて手続きする気力がない…。

編集部

その状態で複雑な手続きを自力でやる必要はありません。専門家に任せる選択肢もあります。

制度が複雑で申請ミスが起きやすい

傷病手当金や失業保険の申請は、書類や条件が複雑です。タイミングを間違えると損をするリスクがあります。

たとえば「待期期間の計算ミス」。連続3日の待期期間を満たしていないと、そもそも支給対象になりません。有給を使った日の扱いなど、細かいルールがあります。

「退職と傷病手当金のタイミング」も要注意。退職日に出勤扱いになると、退職後の継続給付を受けられなくなることも。「知らなかった」で数十万円を損する人もいます。

「失業保険との切り替え」も複雑です。傷病手当金と失業保険は同時に受給できません。切り替えのタイミングを間違えると、空白期間ができてしまいます。

これらのルールを、心身が疲弊した状態で正確に理解し、ミスなく手続きするのは至難の業です。

自分で調べる気力がないなら任せていい

「専門家に任せる」という選択は、甘えではなく合理的な判断です。

エネルギーが枯渇した状態で複雑な制度を調べ、書類を揃え、会社や役所とやり取りする。これは健康な状態でも大変な作業です。ましてや、今のあなたには荷が重すぎます。

「自分でやらなければ」と思い込む必要はありません。使えるものは使う。それが、限られたエネルギーを回復に集中させる最善の方法です。

自分で申請する場合と退職支援センターを利用する場合の比較。複雑な手続きや申請ミスを防ぎ、療養に専念できるメリットを解説。

退職支援センターは無料で受給診断できる

退職支援センターでは、LINEで無料相談ができます。相談したからといって、申し込む必要はありません。

サービス内容は、傷病手当金・失業保険の受給診断、申請サポートなど。LINEで「自分が対象になるか」だけ確認することもできます。相談は無料で、実際にサポートを依頼する場合のみ費用が発生します。

退職を検討している方だけでなく、休職中の方も相談OKです。

退職支援センターの特徴
・LINEで無料相談が可能(全国対応)
・傷病手当金・失業保険の受給診断
・社労士が関与するサポート体制(詳細は公式サイトで確認)
・返金保証制度あり(条件は公式サイトの特商法ページで確認)

「辞めるかどうかまだ決めていない」「自分が傷病手当金の対象か知りたいだけ」そんな段階でも大丈夫。まずは「今の状態で何が使えるか」を知るだけでも、気持ちが楽になるはずです。

※以下は広告・PRを含みます。料金・サービス内容の詳細は、公式サイトおよび無料相談の際にご確認ください。

退職支援センターの特定商取引法に基づく表記(運営者情報)

※民間サービスの利用は任意です。まずは公的窓口で無料相談することもできます。
・加入している健康保険の窓口(協会けんぽ/健保組合)
ハローワーク
厚生労働省「こころの耳」

会社を辞める勇気も続ける元気もないときにやるべき3つのこと

今すぐ大きな決断をする必要はありません。エネルギーがない状態でも取れる「最小限の行動」から始めましょう。

何をすればいいか分からない。考える気力もない…。

編集部

大丈夫です。今日やることは「予約を取る」か「電話する」だけ。それ以上は考えなくてOKです。

心療内科を予約する(それだけでいい)

まずは、心療内科や精神科の予約を取るだけでOKです。当日キャンセルしても構いません。

「予約した」という事実そのものが、第一歩です。予約さえ取れば、あとは当日まで何もしなくていい。予約当日に調子が悪ければ、キャンセルすればいいだけです。

心療内科は予約が取りにくいクリニックも多いため、早めに動いておくことをおすすめします。初診まで2〜3週間待ちになることも珍しくありません。

予約時のポイント
・伝えること:「仕事のストレスで不調が続いている」程度でOK
・持ち物:健康保険証
・所要時間:初診は30分〜1時間程度

産業医面談を申し込む

会社に産業医がいる場合、面談を申し込めます。人事を通さず直接申し込める場合もあります。

産業医は、労働安全衛生法に基づき、労働者の健康管理について専門的な立場から助言・指導を行う医師です。就業上の措置(休職、業務軽減、配置転換など)について、会社に意見を述べる役割を担っています。

面談内容は守秘義務に配慮されますが、就業上の配慮に必要な範囲で会社(人事・上司など)に共有される場合があります。どこまで共有されるか気になる場合は、面談時に確認しておくと安心です。

産業医面談では、健康状態の相談、休職の必要性の判断、復職時の配慮事項の提案などを受けられます。費用は無料(会社負担)です。

申し込み方法は、人事部門・衛生管理者に問い合わせるか、社内イントラネット・就業規則で確認してください。産業医がいない小規模企業の場合は、次の「こころの耳」を活用してください。

「こころの耳」に電話相談する

厚生労働省「こころの耳」の電話・SNS相談窓口一覧
厚生労働省「こころの耳」の電話相談窓口電話番号
引用:こころの耳の相談窓口|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト

厚生労働省が運営する「こころの耳」では、無料で電話・メール・SNS相談ができます。匿名でOK。名前を名乗る必要はありません。

こころの耳 相談窓口(最新の受付は公式で確認)
・電話相談:0120-565-455(平日〔月〜金〕17:00〜22:00/土・日 10:00〜16:00 ※受付締切あり、祝日等除く)
・SNS相談:実施時間内に対応(時間外は自動応答の場合あり)
・メール相談:公式フォームから送信(返信目安は公式案内に従う)
→ 公式ページ:厚生労働省「こころの耳」で確認

「誰かに話を聞いてほしい」「何をすればいいか分からない」そんな状態でも大丈夫。まず話すことから始めてみてください。

厚生労働省「こころの耳」で相談窓口を確認する

会社を辞める勇気も続ける元気もないときによくある質問

Q1: 休んだら職場に迷惑がかかりませんか?

人員補充は会社の責任であり、あなたが心配することではありません。

厳しい言い方になりますが、あなたがいなくても組織は回ります。逆に、限界まで我慢して突然倒れる方が、引き継ぎもできず、結果的に迷惑がかかります。

「迷惑をかけたくない」という気持ちは分かりますが、自分の健康を犠牲にしてまで守るべきものではありません。

Q2: 休職したら評価やキャリアに響きますか?

短期的な影響はあるかもしれませんが、心身を壊して長期離脱する方がキャリアへのダメージは大きいです。

選択キャリアへの影響
今休む(数週間〜数ヶ月)昇進・評価に一時的な影響の可能性。復帰後に挽回可能。
壊れてから休む(半年〜1年以上)長期ブランク、復職後の再発リスク、転職時の説明が必要。
※「今休む」vs「壊れてから休む」比較すれば、どちらがダメージが小さいかは明らかです

Q3: 傷病手当金の申請は難しいですか?

医師の診断書、会社の証明、健康保険組合への申請が必要です。自分でできますが、エネルギーがない状態では負担が大きいのも事実です。

申請書は毎月提出が必要で、医師の意見欄、事業主の証明欄など、複数の関係者とのやり取りが発生します。健康なときでも面倒な手続きです。

不安な場合は、退職支援センターなど専門サポートを頼る選択肢もあります。「自分でやらなければ」と無理する必要はありません。

Q4: メンタル不調で退職したら失業保険はどうなる?

「特定理由離職者」として認定されれば、給付制限なしで失業保険を受給できます。

特定理由離職者とは、病気やケガ、家族の介護など、やむを得ない理由で退職した人。自己都合退職でも、離職理由が「正当な理由のある自己都合(特定理由離職者)」等としてハローワークに認められれば、給付制限がかからない(または短くなる)場合があります。
なお、自己都合退職の給付制限は、離職日が2025年4月1日以降の場合は原則1か月(同年3月31日以前は原則2か月)です。
※最終判断はハローワークで行われます。

必要書類は離職理由や状況により異なり、診断書などの提出を求められる場合があります。最終的な判断と案内はハローワークが行います。

傷病手当金と失業保険は同時に受給できません。切り替えのタイミングが重要なので、専門家に相談することをおすすめします。

Q5: まだ辞めるか決めていなくても相談できますか?

決めていなくても相談OKです。むしろ、決める前に相談した方がいい。

「今の状態で何が使えるか」を知っておくだけでも、選択肢が見えてきます。相談したからといって、何かに申し込む必要はありません。

「辞めるか続けるか、まだ分からない。でも今の状態がつらい」そんな段階こそ、専門家の意見を聞く価値があります。

まとめ|今は「休む」という選択肢を知っておくだけでいい

「辞める勇気も続ける元気もない」それは、限界まで頑張った証拠です。甘えでも逃げでもありません。

この記事でお伝えしたかったのは、「辞める」か「続ける」かの二択ではないこと。「辞めずに休む」という第3の選択肢があります。

この記事のまとめ
・傷病手当金:給与の約2/3を最長18ヶ月受給できる。メンタル不調も対象。
・休職制度:会社を辞めずに療養に専念できる。辞めるかどうかは回復してから決めればいい。
・専門サポート:自分で調べる気力がないなら、専門家に任せるのも合理的な判断。

今すぐ行動できなくても大丈夫です。「休む」という選択肢があることを知っておくだけで、気持ちは少し楽になるはずです。

今日やる1つ:心療内科の予約を取る(または「こころの耳」に電話する)

一人で抱え込まないでください。あなたの代わりに動いてくれる人がいます。

※民間サービスの利用は任意です。まずは公的窓口で無料相談することもできます。
・加入している健康保険の窓口(協会けんぽ/健保組合)
ハローワーク
厚生労働省「こころの耳」

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この記事を書いた人

職場環境改善ナビ編集部です。ストレスチェックを活用した人生育成を研究しています。

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